ドラマ「いちばんすきな花」、ほんまにそんなええん？感動ポイントをいけずに語ります

「いちばんすきな花」、みんな見てる言うけど、そないにおもろいんどすやろか。

共感を呼ぶストーリーや登場人物の魅力やて言うけど、ほんまの見どころはどこなんどすやろ。

ほな、視聴者が言うてはる感動ポイント、ちょっと冷ややかに見てみまひょか。

「いちばんすきな花」の魅力、そないに言うほど？

女将：さて、ほんなら「いちばんすきな花」の一番の魅力って何やと思います？

姪：そんなもん、視聴者が勝手に決めたらええやん。みんな「共感できる」って言うけど、私から見たらストーリーは薄っぺらいわ。

女将：なんやて？たとえば、ゆくえの「二人組になれない」エピソードとか、視聴者さんにとっては刺さる話やったんよ。「自分も同じ経験がある」て感想、多かったんやし。

姪：まあ、そういう人にはええんやろね。でも「自分を言語化できるキャラ」ばっかりで、リアルな人間関係の苦しみには見えへんかったわ。

女将：ほんなら、椿の婚約者との別れのシーンはどうどす？あれ、「リアルや」て泣いた人、結構おったんやけど。

姪：泣く人が多い＝魅力やないやろ？それよりも、キャラが次々と「心情を言葉にする」ご都合主義が鼻についたわ。

女将：まあまあ、そこまでいけず言わんでもええやろ。視聴者は「多様な価値観が描かれてる」て楽しんでたんやから。

姪：その「多様な価値観」も、結局はみんな同じタイプのキャラばっかりで狭いんやない？

視聴者が語る見どころやて

女将：まあまあ、あんたがいけず言うても、このドラマの見どころは多いんよ。例えば、ゆくえと赤田が椿の家でけんかするシーン。視聴者からは「友情って何やろ？」て考えさせられる名シーンやて感想が寄せられてたわ。

姪：ああ、そのシーンね。私も見たけど、正直「男女の友情」論争をわざわざテーマにするの、時代遅れちゃう？

女将：あんた、ほんま皮肉やなあ。ほかにも夜々が感動を強要されるシーン。あれも「自分も似たようなこと経験した」て共感の嵐やったんよ。

姪：その共感も、「感動の押しつけが鬱陶しい」って批判した人もおったん知ってる？このドラマって、視聴者に考えさせる風で結局答えを用意してないだけやん。

女将：でも、それがええっていう人もおるわけやん。「正解を出さない」からこそ、自分で考える余地があるって。

姪：せやから、見どころって言われてもそれぞれの感性次第で、なんとも言いようがないんよね。

女将：ほな、視聴者のレビューで「このキャラが特に好き」て多かったのが紅葉なんやけど、どう思う？

姪：紅葉がイラストの表紙を担当した本を椿に渡すシーンはまあまあ良かったけどね。でも、それ以上に「お涙頂戴」に寄りすぎてるところが気になるわ。

感動ポイントやなんや言うけど…

女将：さて、次は感動ポイントどすなあ。このドラマ、特にクライマックスで泣いたって声、多かったんよ。「涙が止まらへんかった」て感想、いくつも見たわ。

姪：それ、泣けるのが偉いん？むしろ視聴者の感情を操作しようとしてる感じがあかんわ。

女将：例えば、椿が元婚約者に「ごめん以外に言うことないん？」て問い詰められるシーン。あれはリアルやったと思うけどなあ。

姪：リアルやけど、それが感動に直結するかは別問題やで。むしろ「その先が見たかった」て声もあったん知ってる？視聴者が納得しきれてへんねん。

女将：まあ、そういう意見もあるやろけど、夜々が友人に「感動を強要される」場面とかは？あの葛藤、共感した人多かったわ。

姪：そりゃ感情的にはわかるけど、「強要される側の心理」が浅すぎるって指摘もあるで。深掘りが足りひんのちゃう？

女将：ほんまにあんた、いけずやなあ。ほかにも、紅葉がイラストの盗用を知ったシーン。「むしろ嬉しい」ていう彼のセリフ、視聴者には温かく受け止められてたけど？

姪：まあ、それは良い話やったね。でも、それがドラマ全体の完成度を上げるかどうかは、また別やろ？

ドラマ「いちばんすきな花」の視聴者レビュー

女将：最後に、視聴者さんのレビューをちょっと見てみまひょ。「こんなに共感できるドラマは初めて」て言うてる人、結構多いんよ。

姪：でもその一方で、「共感の押し付け」って言ってる人も多かったわ。「こういうの好きでしょ？」感が鼻につくってね。

女将：まあまあ、みんなそれぞれ感想があるわけやん。特に「４人のキャラの空気感が好き」て言う人、ほんま多かったわ。

姪：でも、その空気感が「現実の人間関係にはない」って言ってる批判派もおるんやで。要するに、ドラマやからこその理想化や。

女将：ほな、人気エピソードについてはどうどす？ゆくえが学生時代の同窓会で結婚式に呼ばれてなかったことを知るシーン、視聴者からは「胸が痛かった」て絶賛の嵐やったわ。

姪：それも、「感情的な操作」やねんて。確かに刺さる人には刺さるけど、全体的に浅いと感じる人もおるやろ。

女将：まあ、あんたの天才的な分析には、いつも驚かされるわ。けど、このドラマが多くの人の心に残るってのは、やっぱり事実なんやない？

姪：そやね。万人受けするわけやないけど、一部の人には響く作品やとは思うわ。