あら、ようおこしやす。長い年月が経ちますとな、お人の心もちぃとは変わるもんどすなぁ。
『最後から二番目の恋』ちゅうドラマ、ご存じの方もおおきにいはるやろ?あの吉野千明さんと長倉和平さんの、なんとも言えん関係がじんわり胸にしみたもんどす。ほれがまた『続・最後から二番目の恋』、そして今回の『続・続・最後から二番目の恋』と続いてきましてなぁ。気ぃつけば、もう11年の月日が流れましたわ。
そやけど、11年言うたら、それはもう人生のええ塩梅に味が出てくる頃どす。千明さんも和平さんも、長倉の皆さんも、それぞれどんな風に変わらはったんやろか?また、新しゅう登場したお人さんらが、どない物語を彩るんやろか?ほな、お座敷にあがって、ゆっくり見ていきまひょか。
この記事を読むとわかること
- 『続・続・最後から二番目の恋』のキャラクターの変化と成長
- 新キャラクターの登場による物語の新展開
- 還暦を迎える登場人物たちが直面する人生の転機
長倉和平と吉野千明の関係はどう変化した?
さてさて、気になるのは、長倉和平はん(中井貴一)と吉野千明はん(小泉今日子)の関係でっしゃろなぁ。
いやいや、そないに焦らんと、お茶でも飲んでゆっくり聞いておくれやす。
11年前、千明はんは「おひとりさま万歳!」言うて、恋愛にはどこか腰が引けてはったんどす。
和平はんかて、妻を亡くしてからは仕事と家族に忙しゅうて、女性との縁なんて遠い話やった。
ほんで、お二人さんはというと、まぁケンカばっかり。
ほんまに「あんたら中学生か!」ちゅうくらいの言い合いばっかりしてはりましたなぁ。
11年後の二人の距離感と絆
ほな、11年経ったらどないなったかって?
ほれがまた…あんまり変わっとらんのどす。
いやいや、そらちょっとは大人にならはりましたで?
千明はんはJMTテレビのゼネラルプロデューサーになって、相変わらずドラマ制作に情熱を燃やしてはる。
和平はんは観光推進課の指導監とやらになりはったけど、まぁ相変わらず融通きかんお堅い性格で。
そんな二人、またしても「喧嘩するほど仲がいい」っちゅう状態なんやけど…
まぁ、傍から見たらええ加減くっついたらどや?って言いたなるくらいの関係ですわ。
新たな人生観と向き合うふたり
けどな、11年も経てば、人間ちゅうのは嫌でも変わるもんどす。
千明はんも和平はんも、人生の節目を迎えて、改めて「老後」っちゅうもんを意識しはるようになったんどすな。
千明はんは「バリバリ働いてるうちはええけど、ほんまにずっとこのままでええんか?」と心の奥で思い始めてる。
和平はんは、いつものように「ワシは変わらん!」言うてはるけど、正直ちょっと寂しさが滲んでまっせ。
ほんで、今回はどんな風に二人の関係が変化していくんか…
まぁ、こればっかりはVODでじっくり観てもろたらよろしおすな。
長倉家の家族関係の変化
さてさて、鎌倉の古民家に住む長倉家の面々。
11年も経ちますとな、そらまぁいろんなことが起こるもんどす。
家族っちゅうのは時が経つと変わるようで変わらんもんやけど、この長倉家に限っては…まぁ「変化」というよりも「相変わらずのカオス」といったほうが正しいかもしれしまへんなぁ。
兄妹たちの人生の選択と成長
ほな、長倉家の兄妹たちが11年の間にどないな成長を遂げたんか、順番に見ていきまひょ。
まず、長男の長倉和平はん(中井貴一)。
相変わらず小姑みたいな堅物ですわ。
定年も迎えてもええ歳やのに、なんやかんやでまだ市役所で働いてはるんどす。
ほんま、そろそろ老後の準備でもしたらどないや?と思うんやけど、どうやら「俺にはまだ役目がある」とやらで、のんびりする気はさらさらないらしいですわ。
そんでもって、長女の水谷典子はん(飯島直子)。
え?典子はん?変わったかって?
いやいや、「相変わらずの自由人」でっせ。
夫とはもうほとんど会話もないらしいけど、それを寂しがるどころか、「やっと一人の時間が増えてラッキーやわ!」いうてるくらいですさかいな。
最近はアプリの隙間バイトなんてものを始めたらしいけど、いやぁ…どっちが学生やら分かりまへんな。
ほんで、次女の長倉万理子はん(内田有紀)。
こちらも、まぁ…あんまり変わらへんけど、千明はん(小泉今日子)に見出されて専属の脚本家にならはったとか。
いやぁ、ほんまに人生どこでどう転ぶかわからしまへんなぁ。
でもまぁ、人見知りで奇抜な服装センスは相変わらずで、脚本執筆以外のコミュニケーション能力は、いまだに「要改善」ですわ。
そして、次男の長倉真平はん(坂口憲二)。
彼はねぇ、カフェを経営しつつ、いろいろあって結婚してるんですわ。
でも、その相手が和平はんの部下やった知美はん(佐津川愛美)やから、まぁまたしても「長倉家のカオスは続く」ちゅうことになったんどす。
家族としての絆がもたらす変化
でもまぁ、こうして見てみると、相変わらずのようで、ちゃんと家族としての絆はあるんどすなぁ。
和平はんはいつものようにお節介焼きながら、なんやかんやで家族を守っとるし、典子はんは自由気ままでも、どこかで兄妹のことを気にかけとる。
万理子はんはようやく自分のやりたいことを見つけたし、真平はんも「守るべきもの」ができた。
そう考えたら、やっぱり家族っちゅうのは不思議なもんどすなぁ。
11年経っても、根っこの部分は変わらへん。
せやけど、それぞれが少しずつ成長して、次のステップへ進んどる。
ほんま、そんな温かい家族の姿を見てると、ちょっと羨ましゅうなりますわな。
新キャラクターの登場と物語の新展開
さてさて、長倉家のドタバタ劇に、新たな風が吹き込むことになりましたなぁ。
11年も経てば、新しい顔ぶれが出てくるのも当然の流れやけど、まぁ「よりによってこの人?」というツッコミどころ満載のキャラクターが揃いましたわ。
古都・鎌倉の町に、新たな波乱が巻き起こること間違いなしどす。
物語を彩る新たな登場人物とは?
まずは、新しく登場するキャラクターの紹介からいきまひょ。
● 伊藤瑠璃(いとう・るり) 演 – 吉瀬美智子
東京から鎌倉へ移住してきたバリキャリ編集者で、千明(小泉今日子)の元・仕事仲間。 どうやら、長倉家の近所に越してきたらしいけど、千明との再会はなかなか刺激的になりそうどすな。
というのも、この瑠璃はん、かつて千明の恋敵やったことがあるとかないとか…。
あんたらもうええ歳なんやし、落ち着いたらどや?と言いたいとこやけど、「女の因縁」ちゅうのは何年経っても消えへんもんですわなぁ。
● 坂本直也(さかもと・なおや) 演 – 瀬戸康史
若手の脚本家で、千明のもとで修行を積むために鎌倉へやって来た青年。
まあ、これがまた生意気で天才肌やさかい、千明はんとぶつかること必至どすな。
せやけど、千明のことを「業界のレジェンド」と崇めとるらしいさかい、そこはちょっとかわいいとこもあるんちゃいますか。
まあ、こういう「才能ある若手 vs ベテラン」の対立は、ドラマの鉄板ネタどすけど、これがどう転ぶか楽しみですなぁ。
過去のキャラクターとの関係性の変化
さて、新キャラの登場によって、既存のキャラクターとの関係性もいろいろ変わってくるわけどすが、今回の目玉はやっぱり和平(中井貴一)と瑠璃の関係ですわ。
瑠璃はん、和平はんに興味津々らしくてなぁ。
え?なんでって?
そらまぁ、「年齢を重ねた男の魅力」っちゅうやつですやろ。
せやけど、和平はん、今まで未亡人ばっかりにモテてきたのに、ここへきてバリキャリ女性からのアプローチとは…。
これは千明はんの心中穏やかやないですなぁ。
千明:「あんた、あたしの前でモテんのやめてもらっていい?」
和平:「いや、ワシは何もしてへんし!」
…はい、またケンカ勃発でっせ。
ほんま、この二人は一生こんな感じなんやろなぁ…。
『続・続・最後から二番目の恋』が描く“大人の成長”とは
さて、「大人の成長」やなんて、なんとも聞こえのええ言葉ですけどなぁ。
ほんまのところ、「大人になったら成長せんでええ」っちゅう勘違いしてる人、ようさんおりまっしゃろ?
けどなぁ、歳を重ねたら重ねたで、「あんた、まだそんなことやっとんの?」と言われるのも、なかなか堪えるもんどす。
そんな「成長しきれへん大人」たちが、このドラマにはようけ登場してますねん。
それぞれの成長のカタチ、じっくり見ていきまひょか。
年齢を重ねることのリアルな描写
そもそも、このドラマの面白いとこは、登場人物の年齢設定がリアルなことですわなぁ。
2012年に始まった時は、千明(小泉今日子)は48歳、和平(中井貴一)は52歳。
それから11年が経って、千明は59歳、和平は63歳。
もう還暦目前でっせ!
「もう若くない」と自覚しつつも、「まだ終わりたくない」という気持ちもある。
ほな、具体的にどんな風に変わったか、見ていきまひょ。
- 千明は、仕事ではバリバリやけど、プライベートでは相変わらずの独身主義。
- 和平は、ようやく定年やけど、まだ仕事に未練たらたら。
- 長倉家の兄妹たちも、それぞれの人生を歩みながらも、昔と変わらん部分もようけある。
まぁ、そないに簡単に人間は変われへんのですなぁ。
人生の転機と向き合うキャラクターたち
そやけど、変わらんようで、ちゃんと変わってる部分もありますねん。
特に千明と和平、この二人には、「人生の転機」が訪れてますのや。
千明はんは、還暦目前にして「このままでええんか?」と悩んでます。
これまでの人生、「仕事一筋!」で突っ走ってきたけど、ふと立ち止まると…
「この先、ひとりで生きていくんやろか?」って思うんですな。
一方の和平はん。
「仕事が生きがい!」と言い続けてきたけど、とうとう定年。
いや、そらまだ指導監とかいう役職もらって働いてるけど、「俺は本当にこれでええんか?」と思い始めるんどす。
この二人が、「変わらんまま生きるか、それとも変わるか?」を悩む姿が、今回の見どころのひとつやねん。
まとめ:11年間の変化がもたらしたもの
さてさて、ここまで語ってきましたけど、結局のところ、この11年で何が変わったんや?っちゅう話どすなぁ。
ほんまのところ、千明(小泉今日子)も和平(中井貴一)も、「変わったようで変わってへん」、そんな感じやないですか?
まぁ、強いて言うなら、「年齢だけはしっかり重ねた」っちゅうことで。
せやけど、それが悪いことやとは思いまへん。
このドラマが描いてるのは、ただ単に「成長」やなくて、「変わらないことの大切さ」でもあるんやないかと思うんどす。
「変わる」ことも大事やけど、「変わらん」ことも大事
普通な、ドラマやったら「人は成長するもんや」言うて、主人公がどんどん変わっていくもんどす。
せやけど、『続・続・最後から二番目の恋』はそうやない。
むしろ、「人間ちゅうのは、そんなに簡単に変われるもんやない」という現実を見せてくれてますねん。
千明はんは相変わらず毒舌やし、和平はんは頑固。
でも、それがええんですわ。
人はちょっとずつ変わることはあっても、本質は変わらへん。
それを受け入れることも、また「大人の成長」なんやろなぁ、と思うんどす。
「最後から二番目の恋」は続く
せやから、このドラマは「最後の恋」やのうて「最後から二番目の恋」なんですなぁ。
まだ「最後やない」という余白があるからこそ、人生は続いていく。
それがこの物語の一番の魅力やと思いますえ。
川柳で締めまひょか
ほな、最後に一句詠ませてもらいまひょか。
還暦も
恋の言い訳
まだ探す
いやぁ、千明はんと和平はん、まだまだ終わりまへんなぁ。
この記事のまとめ
- 『続・続・最後から二番目の恋』は11年ぶりの続編
- 長倉和平(中井貴一)と吉野千明(小泉今日子)の関係は変わらずも深まる
- 長倉家の兄妹たちも、それぞれの人生の変化を迎える
- 新キャラクターが登場し、物語に新たな波乱を巻き起こす
- 還暦を迎えるキャラクターたちが「成長」と「変わらないこと」の狭間で揺れる
- 本作は大人の恋愛だけでなく、人生のリアルな機微を描く
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